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“ヌーヴェル・ヴァーグ”と呼ばれるフランス映画の世界をなぞった2人の旅の記録が、一冊の美しい本に...。舞台となったフランスの港町をたずね歩くことができる、幻想旅行へのチケットのような本。これはディスク・デシネが最高にオススメする、夢のような作品です。
“ヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)”’。50年代後半から60年代にかけてフランスで作られた映画には、そう呼ばれる数々の名作があり、その多くに舞台として美しい港町が登場します。シェルブール、ロシュフォール、ナント、エクス島...。しかし、いざ行こうとすると、詳細に紹介している書籍がほぼ皆無なのが現状です。
そんな港町を、いくつかの映画のストーリーをなぞるように実際に旅した関根氏と小出氏。今のたたずまいとその魅力を伝えるべく、映画の作品紹介を軸にしながら、旅の記録をまとめたのがこの本です。映画の中に登場した建物や広場...それぞれの町の中をいざなうように書かれている文章、写真の美しさ、添えられた丁寧なアクセス方法や地図を眺めれば、映画を見たことのある方ならなおさらのこと、見たことがない方も、きっとその場所を訪れてみたいと思うことでしょう。古い映画と今の風景がそっと交差して、夢の中を歩いているような気分になれる本です。
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旅とともにジャック・ドゥミ~ーヴェル・ヴァーグの深淵を探る、シネフィル垂涎の一冊
● 『ロシュフォールの恋人たち』『シェルブールの雨傘』『ローラ』『天使の入江』『ジャック・ドゥミの少年期』『都会のひと部屋』『冒険者たち』『素直な悪女』『泥棒成金』『ペイネ愛の世界旅行』『サン・トロペ警官シリーズ』『コートダジュールの方へ』。
50~60年代の映画の舞台となったフランスの港町の「今」の姿を一挙公開!
●パリからフランスの地方都市へのアクセス方法、詳細なロケ地マップはもちろん、作品データ、映画の1シーンが瞬く間に蘇る美しいフォトグラフを多数掲載。
●紀行書、ヴィジュアルブックとしての機能に加え、ジャック・ドゥミ資料集としても価値のある一冊。
ヌーヴェル・ヴァーグの舞台となった港町の「今」を、フルカラーで掲載
◆カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック演じる、美しき双児姉妹が歌い踊ったロシュフォールのアパルトマン
◆カトリーヌ・ドヌーヴが少女のように微笑みかけたシェルブールの雨傘店
◆アヌーク・エーメがコケティッシュな笑顔を魅せたナントのラ・シガール~パッサージュ・ポムレ
◆ジャンヌ・モローが歩いた南仏ニースのプロムナード・デザングレ~モナコ・カジノ広場
◆ジョアンナ・シムカスが想いを馳せ、アラン・ドロンが眼に焼き付けた大西洋岸の離島、エクス島、フォール・ボイヤール
◆グレイス・ケリーとケイリー・グラントがコンバーチブルで激走した断崖の村、エズ・ヴィラージュ
◆ブリジット・バルドーが裸足で歩いたサン・トロペの海岸通り~ブラッスリー・セネキエ
◆ペイネ、ピカソが愛した港町アンティーブから臨む美しい地中海
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サイズ: A5判
仕様: ソフトカバー
ページ: フルカラー116ページ
ジャック・ドゥミの作品をはじめとする、ヌーヴェル・ヴァーグの世界への憧れを形にした、まぶしい一冊。『自費出版』という言葉がとても信じられないほどのクオリティですが、その何もかもが彼ら2人の手によって作られたものです。美しい文章と写真が満載で、読み応えも見応えもあります。かねてより、只者じゃないな...と思っていた友人たちが、静かにこつこつとやり遂げた“偉業”です。たくさんの方の元に届きますように。(I.T.)
こちらはメーカー様の最終在庫となります。その為、帯の背表紙に多少日焼けが見受けられます、予めご了承下さい(その代わり、メーカー様から提供されたポストカードが2枚付属します)。
¥1,980(税込)
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Label / レーベル: livre enchante