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プロダクション・デシネ☆☆☆108弾。韓国インディポップ界の“スター級”バンド、ライナス・ブランケット、待望の1stフルアルバム！もはや、インディポップと言う括りを飛び越えて聴かせる極上のポップソングの数々がここに...。

2001年に結成された韓国のインディポップ・バンド、ライナス・ブランケット。元々は5人で活動していた彼等が、現在ではヴォーカル/キーボードのヨンジンとギターのイ・サンジュンの2人となり、4年の歳月をかけて作り上げた渾身のフルアルバムが本作『ショウ・ミー・ラブ』です。初期のインディポップ/ギターポップ・バンド時代の甘酸っぱさはそのままに、ソロ活動などで培った、ソフトロック、ジャズ、ボサノヴァなどのエッセンスをふんだんに取り込んだ、完成度の高い普遍のポップソングの数々を聴かせてくれます。そのサウンドへのこだわりも凄まじく、既発の楽曲は全て録り直し/再アレンジを行う凝り様で、本作への意気込みがヒシと伝わります。何と言っても、アルバムのタイトル曲にもなったスウィングジャズ×ギターポップな名曲「02. ショウ・ミー・ラブ」や、同じくスウィンギンな「05. ピクニック」がご機嫌で心弾みます。ヨンジンのソロワークとしてリリースされたバート・バカラックのカヴァー集『ヨンジンとグラスゴーのゆかいな仲間たち』の世界観に通じるような「03. ガーグル」、「04. ミスティ」、「09. ストップ・ライキング、スタート・ラビング」などの王道のポップソング、スタイリッシュなボサノヴァの「06. レイバー・イン・ヴェイン」、暖かい雰囲気が心地良いメロウ・レゲエ「07.モーメント・オブ・トゥルース」など、アルバムとしてのヴァラエティも大充実。さらに、小気味よいギターのカッティングとスキャットがグルーヴィーな「10. ウォーク」、エレピと泣きのメロディが最高なメロウグルーヴ「08. コンフェッション」など、ほんのり大人の世界観を感じさせる楽曲達も素晴らしい、全編通じて楽しめる名作です。

A式の紙ジャケット仕様です。マットな質感の上質紙で仕上がった、心地良い風合いも良い塩梅です。

大人になったライナスの魅力がたっぷり伝わる名作です。(mm)

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