PDCD118dd
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Artist) | Armando Trovaioli [Armando Trovajoli] (アルマンド・トロヴァヨーリ) |
Title) | C'eravamo tanto amati (あんなに愛しあったのに) |
Format) | New CD |
CoO/Yr) | JPN / 2013 |
Label/#) | production dessinee / PDCD-118/VSCD-9449 |
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プロダクション・デシネ◆第118弾。
念願の1枚です...。淡い切なさを甘美なメロディで描ききったイタリアン・サウンドトラックの傑作『あんなに愛しあったのに』。涙無くしては聴けない感動の名作が、遂に、紙ジャケット仕様で復刻です。
イタリアを代表する名監督、エットーレ・スコラの1974年の監督作品『あんなに愛しあったのに (C'eravamo Tanto Amati)』のサウンド・トラックが復刻。三人の男たちと、そんな彼らが想いをよせる一人の女性の人生を通して、イタリアの戦後30年を描いた本作の音楽を担当したのは、古くは1960年代からスコラ監督と相思相愛の関係を保ち続けるイタリアの名映画音楽作家/ジャズピアニストのアルマンド・トロヴァヨーリ氏。ジャジーにスタイリッシュに、時には怒濤のファンクネスや華麗なオーケストラサウンド、はたまた繊細なボサノヴァなど、優雅なアレンジで様々な映画音楽の傑作を作って来た彼の、メロディメーカーとしての側面が強く出た、感動の傑作が本作『あんなに愛しあったのに』です。
何と言っても本作の真骨頂はその甘美なメロディの美しさ。切なさや悲哀と言ったフィーリングを完璧に描ききったかオープニング曲「01. ルチアーナのテーマ」は、まるで永遠に心に残り続けるかのような、シンプルで甘く、優しすぎる旋律が素晴らしい大名曲。穏やかな鍵盤の音色で紡がれるサウンドは、まさに夢心地。リズムを強調したそのVer.違い「10. ルチアーナのテーマ」もまた極上のメロウグルーヴへと進化した名演ですが、ドラマチックなタイトル曲「07. あんなに愛しあったのに?メイン・テーマ」、物悲しさが心に沁みる「02. 不思議な間奏曲」、美しいストリングスが涙を誘う「03. エリーデのテーマ」など、例え映画そのものを知らずとも、全編が切なく儚い映像美に溢れた名作です。
数多いアルマンド・トロヴァヨーリ氏の傑作群の中にあっては決して派手さは無いですが、そのメロディの美しさは屈指の1枚でしょう。エットーレ・スコラ監督とのコンビ作品としては、1971年の大傑作『ジェラシー』(プロダクション・デシネがアナログ盤で復刻)と双璧を為す、逸品です。素敵なメロディを愛するリスナーに、いつまでも愛され続けるであろう、ホンモノの傑作がここに。
A式の紙ジャケット仕様での再復刻です。サウンドはリマスターされ、ジャケットはオリジナルのアナログ盤に忠実な、程よくマットな質感のジャケットを再現。解説も、最初のCD化の際の素晴らしい原稿を、吉本 宏氏がリライト&加筆して下さいました。
夢見心地の傑作です。個人的には、トロヴァヨーリ氏の数多い名作の中でも、『ジェラシー』と並ぶ名作だと思います。ボーナス曲などは一切収録されていません。要らないからです。(mm)
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Label / レーベル: production dessinee