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プロダクション・デシネ、記念すべき“100番”はこの名作！
レーベル第4弾にして、初のコンピレーション盤、そして集大成と言うべき1枚、『ミュージック・デシネ 01』。その特殊な仕様故に廃盤となっていた、レーベル史上最高の傑作が、装いも新たに完全復活！“何度聴いても感動出来る音楽”をプロデュースしたいと言うレーベルのポリシーを見事に体現。珠玉の14曲を収録した大傑作コンピ『ミュージック・デシネ』、ここに甦りました。

『プロダクション・デシネ』の記念すべき100番目のカタログは、レーベル初のコンピレーション『ミュージック・デシネ 01 - ジャスト・ア・グルーヴ』の電撃復刻。レーベル（選者）の持てる知識と労力をフル活用し、選びに選び抜かれた楽曲達が全曲最高なのは言うに及ばず、（リリース当時は）殆どの楽曲がニュー・ディスカヴァリー/初復刻などの貴重音源揃いの豪華盤にして、『プロダクション・デシネ』のポリシーと音楽への愛情の全てが詰まっていると言っても過言では無い1枚が、待望の復刻です。

本作は、まさにプロダクション・デシネのショウケースとでも言うべき作品で、新旧・洋邦・年代・国籍に音楽のスタイルを問わず、レーベルの垣根、インディ?メジャーの壁も軽く飛び越え、“何度聴いても良いなぁと思える素敵で格好良い音楽”だけをプロデュースしたいと言うレーベルのポリシーを完璧に体現した珠玉の14曲を収録しています。企画優先、あるいは単なる寄せ集め的なコンピ作品が市場に溢れかえる日本のマーケットにあっては珍しい、インディレーベルによるコンピ作品ですが、それ故に“音”だけを徹底的に吟味して編まれた、世界中で、プロダクション・デシネにしか作れない作品です

軽快なピアノが転がり、可憐なスキャットが舞うオープニングの 「01. スカイ・ハイ - ザ・リー・メイソン・サウンド」(貴重なライブラリー音源です)からワクワク感全開です。続く、『プロダクション・デシネ』からの再発でお馴染みの二つの名曲「02. レヴェ・レヴェ - ピエール・マイゼロワ」、「03. ワンス・オア・トゥワイス - チャーリー・ハーンショウ・カルテット」を経て、ソウルフルな歌声が炸裂する「04. スウェアリング・トゥ・ゴッド！ - ナンシー・ハロウェイ」は、フランキー・ヴァリのメロウグルーヴ名曲「神に誓って」のファンキーカヴァー。ドライブ感抜群のサウス・アフリカン・ファンク 「05. ウィ・ゴット・ア・グッド・シング・ゴーイング・オン - パシフィック・エクスプレス」は既にダンスフロアでの人気も実証済みのガッツ溢れる極上曲。続く、20世紀最高のスキャットグルーヴの呼び声も高い 「06. ジョッキー・ディスク - クロード・ダウレイ」 も奇跡的(本当に奇跡的に収録出来ました、たぶん偉業です。)に収録。普通のコンピなら、これでもお釣りが来ても良いはずですが、メロディアスなジャズビート「07. ホエン・シー・スマイルズ - ハロルド・ダンコ」からドラマはさらに加速し、知られざる日本のインディロックの超名曲 「08. ワーズ・オブ・ラブ - バブル・バス」 、オンダヌエヴァ・マスターAldemaro Romeroの実娘が歌う泣きの名曲 「09. セイ・スバリグリアート・エ・ノン・ロ・サイ - エライザ・ロメロ」 に、ミラクルダンサーの誉れ高いフレンチ・フリーソウルの大名曲 「10. スウィート・マリライン - クリスチャン・ゴベール」 、巨匠エンニオ・モリコーネ作にして、同氏の「ある夕食のテーブル」を超える涙モノのメロディが最高なメロウなボサノヴァ 「11. マリンコニカ・セレニータ - エンニオ・モリコーネ」 、そして本作のハイライトとも言える国産フリーソウルの最高峰(と言う陳腐な表現しか出来ない自分が情けなくなる位にイイ曲) 「12. アイム・ゴナ・ミッス・ユー - オー・ペネロープ」 は、CD(アナログはプロモのホワイト盤のみが当時存在しました)も随分と昔に廃盤となっている奇跡の名曲。DJでプレイしても、この曲で盛り上がらなかった日は、過去に一度も無かった位に素敵な1曲です。「13. フォー・オール・ウィ・ノウ - マーヴァ・ブルーム」 はファンク人気の高い名曲「Mystifying Mama」の7"のB面に収録された、隠れた名曲。言わずもがなカーペンターズのカヴァーですが、よりソウルフルで感動的なフレンチソウルの逸品。そしてラストを飾る名曲「14. リヴ・イット・ダウン - メディシン」 は、最近のシューゲイザー再評価の中でアルバムが再発された(極)美名曲と、ヴァラエティは本当に豊かながら、しっかりと筋の通ったコンセプチャルな作品です。

2005年のレーベル発足時から、コツコツと地道に交渉を重ね完成した『プロダクション・デシネ』初のコンピレーション、『ミュージック・デシネ 01』。業界の不況とは裏腹に、その圧倒的にオリジナルな内容とクオリティがジワジワと評判を呼び、廃盤となってしまった1枚が、全曲完全リマスター＋新パッケージで、登場です。

仕様：
全曲完全リマスター、ジャケットの仕様はA式ダブル(見開き)の紙ジャケット(元々は、ハードカバー製本の仕様でした)へと変更。よりアナログ盤を意識したような外装と、お馴染みのライブラリー風のデザインが目を惹きます。またマットな質感の上質紙も高級感があります。さらに、吉本宏氏による解説も、今回の復刻に際し新たに追記されています。

まさしく、『プロダクション・デシネ』を象徴する1枚が本作です。肝心なのは、カタログナンバー『4番』として、2006年に初めて世に送り出された本作が、時と実績を重ね『100番』として、再び世に送り出されたとき、どのようにリスナーに響くのか？と言う事かもしれませんね...。むしろ、このタイミングでこそ、本作の真価が伝わるのかも知れません。

リリース当時のコメントで、“『ミュージック・デシネ』シリーズ最初の1枚にして、“最高”の作品でしょう。ウソ偽り無く、これ以上のコンピ盤は、この先間違っても作れないと思います...。”と、書きましたが、やはり今でも変わらず、同じ考えです...。(mm)

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