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Sleeve / ジャケ)

青く切ないメロディ、キラキラと輝くアコースティック・サウンドのピュアな融合。コリアン・インディポップの純真、“秋休み”、5年ぶりの4thアルバム『世界はハンカチ』が完成。活動初期から変わらぬ、その”青い”輝きがさらに際立つ瑞々しさに溢れた歌心満載の傑作に仕上がりました。

『プロダクション・デシネ』が初めて紹介した韓国のアーティストとして、2011年に日本でもデビューを果たした男女２人組ユニット、『秋休み』の5年ぶりとなる4thアルバム『世界はハンカチ』が素敵です。韓国インディロックの草分け的存在『オンニネイバルグァン』、また韓国のティーンエイジ・ファンクラブとも呼ばれ、現在も活動を続ける人気のギターポップバンド『Julia Hart』の中心人物として活躍したソングライター、バビ (Bobby/???)と、透明感と愛らしさに溢れた歌声が素敵な女性シンガー、ゲピ (Gyepy/??)からなる『秋休み』。その魅力はバビが描く、懐かしさと切なさが溶け合った甘くてポップなメロディと、ゲピの透明感溢れる無垢な歌声。全体を貫くアコースティックな質感、爽やかなギターの音色、小気味よいアレンジも絶妙で、どこか淡い恋心を感じさせる歌詞の世界観も素晴らしい。

実に5年ぶりとなる本作も、初心を忘れぬ切なく青いメロディとキラキラ輝くアコースティックサウンドが満載ですが、より音楽性、表現力が増した充実の1枚です。素朴なアコースティックギターがリードする「A1. スカイブルー」から安心の名曲ですが、どこか60sポップ的なヴィンテージ感のある弾ける「A2. 世界はハンカチ」もご機嫌。初挑戦のボサノヴァ「A3. バンヤンツリーの下で」もセンスの良さに溢れ、哀愁たっぷりの「A4. シリトリ」はどこかシティポップ的な雰囲気も。美しいピアノのリードでしっとり聴かせるバラードの「A5. 愛のないファンクラブ」、「A6. そのままで、あなたのままで」など、Side Aだけでもこの充実度にして、まるでデビュー作のような瑞々しさも纏う稀有なグループ、それが秋休みです。

特殊なブックレット綴じ仕様のデジパック装です。

何という瑞々しさ...。ある意味、奇跡的ですらあります。名作です。(mm)

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