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数多いオイゲン・キケロ作品の中でも指折りのグルーヴィー&ポップ盤。「A6. Latin Time」、「A2. Porto Alegro」、「B6. Lucky Chance」など、キケロ流の極上ブラジリアンジャズ収録。
クラシックのジャズ化の達人こと、ルーマニア生まれのピアニストEugen Ciceroの1970年作。ドラムにCharly Antoliniを配したトリオの演奏で聴かせる作品ですが、本作はタイトル通りのバルカン地方の民謡をジャズ化を軸にした作品で、持ち前のエレガンスと哀愁感が同居した秀作です。華麗すぎるボサジャズアレンジの「B3. Im Mondschein」がすごいですが、疾走する「B4. Der Schlitten Eilt」に、リズムの立った「A3. Memories Of Clausenburg」など、舐めてると痛い目に会う格好良さです。
1970年の『MPS』盤です。ジャケットはコーティング&見開き仕様。素晴らしい音質です。
一体何なんでしょうか、この素晴らしさ。(mm)
A3. Memories Of Clausenburg ♪ 試聴 / Listen ♪
B3. Im Mondschein ♪ 試聴 / Listen ♪
B4. Der Schlitten Eilt ♪ 試聴 / Listen ♪
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Label / レーベル: MPS Records