Media/盤)

    [Domestic (国内盤), Reissue (再発盤), Limited (限定盤)]

Sleeve/ジャケ)

    [Tip-On (A式/厚紙貼付)]

Attachment/付属物)

ジャマイカはキングストン生まれの女性シンガー、 シャロン・フォレスターが1974年に吹き込んだデビュー作『シャロン』。幼い頃から聖歌隊で歌っていたと言う彼女が、Geoffrey Chungのプロデュースの元、楽曲の大半を英国で吹き込んだのが本作。初々しさの残る彼女のキュートすぎる歌声が何と言っても本作の魅力を永遠の物に仕立てていますが、まるで土臭さを感じさせないシャープなリズム、エレピを交えて聴かせるバックの洗練された演奏、大規模なオーケストラやホーン隊をFt.したゴージャスなアレンジ、選曲のセンスも抜群で、何より、全編を貫く胸を締めつけるような極上の“甘酸っぱさ”が、本作の真骨頂と言えるでしょう。黄昏時を思わせるような、穏やかな空気感が絶品な出だしのホーンが心に響くオープニング曲「A1. フィッチ・クラフト・イズ・ウィッチクラフト？」から本作が醸し出す圧倒的な雰囲気の良さが伝わりますが、抑制の効いたメロウな「A2. ホーリー」、泣きのシンセサイザーのフレーズが病み付きになる「A4. ファニー」、切なさに溢れたフィーリングが絶品のシャロンのオリジナル曲「A5. クロス・マイ・ロンリー・ボディ」、夜中のムードを醸し出す「B3. ディス・マスカレード」など、収められた全9曲はいずれも非の打ち所の無い素晴らしいナンバーばかりです。が、やはり本作の“甘酸っぱさ”を永遠のものにしているのは、涙無くしては聴けない「A3. プット・ア・リトル・アブ・アウェイ」、「B2. ドント・レット・ミー・ビー・ロンリー・トゥナイト」、「B4. シリー、ワズント・アイ？」（ジャマイカ録音）の3曲でしょう。何度聴いても素晴らしい。聴けば聴くほどにその感動が伝わる。そんな奇跡の名曲達がここに秘かに収められています。

2016年の復刻盤です。

"シャロン・ポーズ"も映えますね。(mm)

買取で入荷した美品です。試聴音源は以前入荷した中古アナログ盤のものを流用しています。参考程度にお試しください。